GITAI GRAPHY (擬態デザイン)
生物の擬態に着想を得て、異なる二つのイメージを精密に重ねるグラフィックデザインの実験です。見立て・偶然性・精密性から擬態現象をとらえ、別の何かになりすますグラフィックを開発し、「地図の肉」や「惑星のハム」のように言語的に成立しないヴィジュアル・コミュニケーション表現をリサーチしています。
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色を変えると意味が変わる
擬態デザインはグラフィックデザインの技術によって、別の何かに準える技法です。たとえば、下の画像はフィンランドの地図を赤くして牛肉に見立てた作品で、フィンランドの無数の湖沼が脂身に見えてきます。このような、意味変化を伴う画像表現をリサーチしています。元となる地図や写真の形は変えずに、色の変更や要素の追加によって元のイメージが新たな視点で見えるようにしています。
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擬態表現の作り方
擬態表現はIllustratorやPhotoshopなどのデザインツールを使ってリサーチしています。ここでは、惑星を卵に見立てた作品「PLANETS=EGG」を例に解説します。
①NASAによる惑星写真(パブリックドメイン)から、擬態に適した写真を目利きする/②Photoshopによる色調変更。ここでは月を黄色に、地球を白くしています/③Illustrationによる要素の追加。ここでは白色のタイポグラフィを付加し、卵のシズル感表現で重要となる光沢を加えています/④食品との親和性の高いものが現れるまで、 これまでのプロセスをトライ&エラーで繰返す/⑤シズル感が強く現れる惑星と食品の組み合わせを見つけたら、ブラッシュアップを行う。元の写真が持つ惑星のテクスチャーを損なわないよう、細密に調整する
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WORKS
これまでに見つけた擬態デザイン。
PROJECT ARCHIVE
活動を通して、様々なアナロジーの関係を発掘しています。
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